ドイツ原産の犬種、ジャーマン・スピッツの子孫と考えられており、体重1~3kgの小型犬です。
寿命は一般的に、12~16年ほどです。
忠誠心が強いですが、少々吠えやすく、非常に活発/勇猛果敢な性格で大きな犬に威嚇したりもします。
全体的に毛がふさふさで、特にしっぽがふんわりとしているのが特徴です。
ポメラニアンは、長めで固いオーバーコートと短い産毛のアンダーコートの両方を持つダブルコートの犬種なので、体毛の定期的なカットは不要ですが、季節の変わり目に抜け毛ケアが必要となります。
抜け毛を放置すると通気性が悪くなり皮膚病などの原因となることがあります。このふんわりとした毛並みを保つためにもブラッシングなどのお手入れが必要です。
体毛の定期的なカットは必ずしも必要はないのですが、滑りやすいフロアで飼う場合は、手足の裏の毛が肉球にかかると滑りやすくなり、足や股関節に負担をかけてしまう場合がありますので、こまめにカットするなどのお手入れが必要となります。
ポメラニアンの歴史
トマス・ゲインズバラによるウィリアム・ハレット夫妻の肖像画【1785年】には、現在のポメラニアンより大型タイプのポメラニアンが描かれています。
英国王ジョージ3世の王妃であるシャーロット女王の孫娘であるヴィクトリア女王も愛好家で、ヨーロッパ諸国からさまざまな色の小型のポメラニアンを輸入して、ポメラニアンの品種の改良と普及に努めました。